11月は炉開きを致しました。
どのクラスも、粟ぜんざいを召し上がって頂いた後、待光庵の小間で濃茶のひと時をお過ごし頂きました。
釜音が土壁の空間に響き、落ちて行く湯の煙の中には、茶の香りが生まれ広がります。昼間は障子越しの優しい日差しの中で、夜はオレンジ色の炎を見つめながら、皆様と共に一椀の時を過ごせる幸せを感じていました。
この月は外の稽古も無事終了致しました。これもまた、お社中の方々のご協力のお陰様です。有難うございました。また、巣立って行かれた方々の、益々のご活躍と無事のご帰国を、心よりお祈り申し上げております。
また、口切りや禅の勉強をするチャンスを頂きました。お茶の深さにはまってしまったように、禅の深さにもはまってしまいそうです。学習ではなく体験による実感を手立てとするその世界は、言葉を必要としない極めてシンプルな、しかし奥の奥へと迷い込む、自問自答の不思議な空間です。来年は是非、鶴見の総持寺に、或いは鎌倉の円覚寺へ、座禅に行きましょう。更に新しい有意義な時間を持てるよう、模索して行きます。
平成28年11月30日 畑中香名子


